09SDA王滝:王滝参戦記'09〜終わってみればすべて良かった?の巻

今年はやたらとついていない。


春先は腸炎地獄で乗れなかったり、直前の中山サーキットの耐久で身体にヤスリガケしたり、パソコンは壊れるし、彼女できなかったり(※今年に限りません)


このまま逝くと本番ではどんな不幸が待ち受けているのやらとかなりビビッていても時間は過ぎていく・・・。

そんなこんなで準備のどたばたや道中など2009年9月のセルフディスカバリー・クロスマウンテンバイク100kmのレポートの始まり〜。

・・・準備編

今年は去年と違いMTB(EPIC様)はあり、去年のメカ的な不安要因(Rキャリパーのオイルラインの取り回し)も解消。

チェーンとワイヤーを交換しそれなりに準備は完了・・・。
コースは災害復旧のため去年とは一部違う。

とはいえ、コース後半の無限坂は健在。一応お盆に六甲山に登ったりしてロングクライム対策はしたつもり。

・・・レース二日前

仕事を終え、EPIC様をお店に。雨男を返上された会長様に預け、後は寝るだけとなるが、遠足の前の日の小学生のようになかなか眠れず・・・。

忘れ物がないか何度も見たり、天気予報とにらめっこしたり

・・・レース一日前

ETC千円効果のため、渋滞が読めず、去年より2時間以上早い3時半福山発となり、起きたのは2時半。2時間ぐらいしか寝てない・・・。

ふ〜さん宅合流後、一路東へ。軽自動車でゆっくり行くものだと思っていたら、会長号と中田号に抜かれたあと豹変!とてもいえない速度で猛追し始め、一応の合流地点竜野西に一番乗り・・・。

ダラダラせず、どうせ引っかかる渋滞に向けて突撃。山陽道中国道までは無事に通過できたものの名神に入ると急激に流れは悪くなり、その後もあまり変わらず。渋滞情報も長くなったり短くなったりで情報に翻弄・・・。

今年は中津川から中山道というお決まりルートではなく中央道をもう少し走り、伊那インター〜R361経由で奈良井宿へ。途中木曾駒ケ岳がものすごくきれいに見えました。登りたいなぁ・・・。


奈良井宿は去年の馬篭に続いての宿場町。

雰囲気の良い宿場町で歴史情緒で写真を撮ったりして楽しんでました。

遅い昼食後、会場へ。

一年ぶりの王滝御殿は感慨深いものがありました。帰ってきたど〜。


申し込みを済ませ、少し物販ブースを見るも皆長距離移動でお疲れ気味。某ワークスライダー(※一応後輩)に少し情報を仕入れた後そそくさと宿へ移動。

宿に到着後、バイクを一度仮組み。

話を聞いているとFサスセッティングが根本から間違っていることを指摘され、エア抜き。そりゃFさす動かんわ・・・。

去年はここから自走で前夜祭に行かず、明日も車で会場入りということで、車に積みなおし。

体調不良の会長様と寝不足のふ〜さんは宿に残り睡眠。
私・S谷さん・N田さん・ガムシャラ王子で車で移動。

飲み物&軽食取りながら大会DVDをみたりコースの危険箇所のプレゼンを見たり。
初参加のガムシャラ王子は恐怖感を倍増させちゃった?
風が強くひたすら寒かった・・・。


そのままじゃんけん大会もなく解散。宿に戻り夕食。班長がいないのでお酒は控えめ。

部屋に戻り、補給食(ジェル×8、おにぎり×2、パワーバー×2、その他ゼリー・TOPTEN・飴など)
を準備。

キャメルバック派なので2リットルの水にメダリストとCCDを混ぜておく。

さぁ決戦は明日。

・・・レース日

いよいよ決戦の朝。

起床4時ということだったが、早めに3時半に起きると会長様に「早い」と一喝・・・。

体を目覚めさせるために風呂に行ってみるが ボイラーは止まっており、ぬるく即座に撤退。部屋に帰り用意されたオムスビ食べ、オイル塗り、会場でのトイレ渋滞を避けるため頑張って宿でひねり出します。

その後車で会場移動。自転車をスタート位置に置き(去年に比べて50メーターほど前でした)、一度車に戻るも予想以上に寒くて服装に悩むがどうせ登ってる間は暑くなるので、アームカバーのみで行くことに。

30分ほど前から会場にいくも寒いんでそこらへんを走ったりして体を冷やさないようにして待っていると、ぼちぼち写真撮りながらスタートに備える。

ここで心拍計を見ると止まっている。
ずれているだけかなぁと思ってみるとセンサー取り付けバンドが壊れてる(会長も直前で同じ場所が壊れてました)・・・。

更にデジカメが絶不調。電源が入らなかったりSDカード認識しなかったり。不吉すぎる・・・。

御嶽教の神主さんのお払いのあと、いよいよ6時にレーススタート。
さぁ長い旅の始まり〜・

舗装路を下り最初の登りに入るとS谷さん・ふ〜さん・ガムシャラ王子は早速前へ。
私は異様なほどに脚が回らず早くもダメかと思いかけてました。

ダート区間に入り、去年の反省に基づきひたすらペース落としてゆっくり登ることに意識を集中。コース変更された登りは本来のコースに比べて荒れてなくて走りやすい。最初のピークを超え、登り返しでガムシャラ王子をパス。初のMTBレースで苦戦している様子。

砂防ダム手前の超ガレガレ地帯を慎重に下りピーク2を超えると去年はなかった舗装路の下り。これでかなり腕力を温存&距離を稼げた〜。

下りきるといよいよ追加された600mアップのチェックポイント1に繋がる登りへ。ひたすら我慢の子。まだまだ序盤。とにかくゆっくり走るよう心がけながら登っていくと見慣れたオレンジジャージ(※ポテトジャージ)が。

激坂でふ〜さんが止まっていた!
トラブルかと思って聞くと脚が売り切れた!と返答。大丈夫かなぁと思いつつ先を急ぐ。

チェックポイント1からは去年走っているのでゆるいアップダウンを快調に。
そうこうしているとS谷さん発見。心拍数を上げると咳が出るとのことでマイペースで走っておられました。無限坂までのあいだしばらく並走。マウンテンバイクとはいえ平地が苦手な私には大助かり。

やがて湖を抜けいよいよ無限坂へ。本格的なのぼりが始まると地脚の違いを見せつけられS谷さんにおいていかれる・・・。

無理して追わずにマイペース。ラインをはずさない・補給は出来ているか・リラックスしたポジションは取れているかなど後半を意識。やがてドコモ通信可の看板が現れ、チェックポイント2手前の下り(ガレガレ)を下る。怖いよ〜。


んで、無事チェックポイント2に到着。そうするとかなり先行しているものと思われていたS谷さんがいるでは!

ウ○コだとか(笑)。

去年ここで休みすぎたので、補給はTOPTENを流し込むのみ。

首の痛みと脚の疲労を和らげるためオイルを少し塗りなおして再スタート。


(ここまでもだけど)ここからの景色は抜群で進行方向に御嶽山を見ながら走行。並走している人と話をしながら、楽しいひと時。コース的には苦しいので励ましあいながら・・・。

後半になるとやたらと砂利がまかれており気を抜くと即転倒になりそうなんで慎重に下り。脚の前に腕が死に掛け、左手首の腕時計が尺骨頭に当たって痛い・・・。

去年こけた黒バラス地帯を慎重に抜け、チャックポイント3を通過。後もう少しと言い聞かせて登りをこなし、走っていく。途中42キロクラスの最後尾の選手とすれ違う。かなりヘロっていたけど「もう少しで登り終わるから!」と自分にも言い聞かせるようにしてパス。

そして87キロを過ぎるといよいよ最後の下り。去年はチューブレスのエア漏れに悩まされドキドキの下り。今年も無理せず下っていると、見慣れたオレンジジャージが抜いていく。

チェックポイント1の手前で抜いたふ〜さんでした。
前半の死に方が嘘の様な走りっぷり。流石はsakai塾の筆頭・・・。

そのままの勢いで下っていくのを見てこっちも頑張って下っていくが見えるのは砂埃のみ。斜度が緩やかになってくるとラストが近いことを知り、フロントをアウターにかけて普段はめったにやらないもがきを入れる!

そしてゴール!

自然と両手が上がり万歳ゴール!

去年から1時間以上速い6時間32分台でのゴールでした。

んで、いつもの(笑)


ふ〜さんと写真撮ったりして余韻に少し浸り、明日の42キロRUNを控えているふ〜さんとそそくさと会場を後に。去年はへろった状態で宿までの舗装路ヒルクライムでしたが車で帰還。

帰るとS谷さんが一足先に自走で戻っていて一緒に洗車〜風呂〜着替えと一休み。

去年はこんな余裕なかったような。ホントゴール後の満足感と風呂上りのさっぱり感。至福の時間〜。

そのうちに他のメンバーも帰還。全員無事完走。ホントノントラブルだったみたいで皆でまったり。

その後ふ〜さんと会長を軽くマッサージ(※一応本職です)したりしてホントのんびり。

去年はこんな余裕なかったなぁ。ひどい疲労で何も出来なかったのに対して何この余裕・・・。


晩飯を食った後、ジャンクスポーツ見ながら夢の中へ。登りやダートでうなされる事は有りませんでした(笑)。

・・・レース後日

朝起きるとふ〜さんは出撃済み。
スタート見に行こうかと思っていたが、朝食には勝てず。

朝食後は天気も良いので御嶽山の登山道路を上がることに。自転車で上がるかと言われ悩んでいたもののガムシャラ王子がパスしたので私もパス。結果的には1000アップの急勾配を登る羽目にならず一安心(※実は昔バイクで来たことありそのときはちゃんと登山もして山頂まで行った)。

登山道路の最高地点は標高約2100m。気温は10℃。

眼前に御嶽山を望む絶景。望遠鏡で見ると登山道には人・人・人・・・。

しばらくすると雲が出てきてすぐに山は見えなくなる。山の天気は変わりやすいことを改めて実感。ホントなめちゃいけませんぜ。


その後はしばらく周囲を散策。
すると5円玉を模した祠が・・・。

御縁・御縁・御縁・・・。


登山気分を味わった後、来た道を戻り御嶽神社里宮へ。


疲れた脚にはキッツイ階段が続いたけど、さわやかな空気が心地よい場所でした。


ご縁がありますように・ご縁がありますように・ご縁がありますように・・・。


そして神社を後にし、本格的に帰還モードに。

この後を見越して道の駅で早めの昼食をとっていると12時頃ふ〜さんから連絡。もう完走したとのこと。どんだけ規格外生物ですか・・・。

帰りの高速は渋滞らしい渋滞も滋賀県内ぐらいで快調ペース。
そのうちふ〜さんも追いつき(レース後休まず走ってきていた・・・)、7時ごろ無事福山着。


去年と違い、2年目の余裕か好コンディションに恵まれたのか定かではないが思い返してみてもホントすばらしい大会。


来年はぜひもっと大勢で参加したいものだわ。

いろいろあったけど終わりよければすべてよし?!